消火栓の種類について
屋外消火栓設備(宝来坂区はすべて地下埋設式の屋外消火栓設備です)
消火栓
消火栓(消火用の水の取り出し口)は地下に設置されており、その上には蓋がされています。
蓋には「消火栓」と記載されており、黄色く塗装されています。
消火栓を使う際は、この蓋を開けて、地下にある「ホース接続口」にスタンドパイプを取り付けて、ホースの接続口を地上に出して使います。
尚、消火栓から5m以内は駐車禁止(道路交通法)と定められています。
※他にも「防火水槽」、「防火水利」も同様に5m以内は駐車禁止です。
消火栓BOX
消火栓に接続する器具が一式収納されている赤い箱です。
消火栓BOXは必ず消火栓のそばに設置されています。
屋内消火栓設備
(※自治会管理の消火栓に、屋内消火栓設備はありません)
消火栓ボックス内に必要なものがすべて揃っており、ホースと筒先を引き出して、バルブを開けると放水が出来る様になっています。
二人以上で操作する「1号消火栓」と、一人でも作業できる「2号消火栓」があります。
屋外消火栓設備の役割について
屋外消火栓設備は建築物の1階及び2階部分の火災の消火を目的としたもので、(1)中期以降(建物全体に火が回り始めた状態)の火災の消火、(2)外部より放水することによる隣接建物への延焼防止、が主な役割です。
消火栓は誰でも使えます
消火栓は消防隊が使用するものと誤解されていないでしょうか。
実は誰でも使用することが出来るばかりか、火災を見つけたら付近の人と協力して自ら積極的に使うべき設備です。
火災を見つけたら躊躇なく使用して消火にご協力ください。
そんなこと言われても、消火栓なんて使ったことが無いし、
怖くて触れないな。
触ったことが無い設備は使えなかったり、怖くて当然です。
そのために、自治会では定期的に防災訓練(放水訓練含む)を行っています。
ご家族の命や、財産を守るためにも訓練に顔出しだけでもして頂ければと思います。
ホースは重そうだし、水も勢いよく出るんですよね?
体力の無い私には到底無理に思えるんだけど・・・
消火栓は一人では操作出来ない設備なので、使用する際は複数人の協力が必要です。
もし、一人でホースを支えられない場合は、2~3人で支えて使用します。
なので、ご近所の方も一緒に使い方を知って頂くことが重要です。
じゃ、今度近くにある消火栓をちょっと触って水を出してみようかな。
ちょっと待ってください。
火災の時以外に消火栓のバルブを開ける際は消防団、および市への事前申請が必要です。
防災訓練時は事前に申請を行っていますので大丈夫ですが、何も無いときにバルブは開けない様にしてください。
そういう意味でも、防災訓練での放水訓練は貴重な経験ができる良い機会なんですよ。
消火栓の使い方(動画)
消火栓と消火栓BOXの設置場所について
(地図をクリックすると拡大します)